TROIS

観劇後に気合があったときだけ書きます

2013-01-01から1年間の記事一覧

花組バウ・ショーケース『New Wave!』2幕

<二幕>○フラワークロニクル パンフレットのお写真と同じ、黒シャツ白燕尾のメイン三人、脇をかためる下級生男役さんらの黒燕尾白シャツ、娘役さんらの黒ドレスずらりの図の壮観さ。 『愛におののく花』の基本右左に揺れる動作のみのなか、手持ちマイクでの…

花組バウ・ショーケース『New Wave!』1幕

「舞台の上に現れては、跡形もなく消え去っていったものたちのために」 花組ショーケース『New Wave!-花-』観てきました。夢のような10日間でした。1年前のヴィクトリアンジャズが6月にオンエアされ、なぜ!私はこれを生で見なかったのか!?と膝を抱えてい…

花組ショーオルケスタ『Mr.Swing!』

感想ふたたび 1週間に1度行ければと思っていた筈が、気がついたら観劇した日につける手帳の丸印が恐ろしい数になっていて、ペンを持つ手がわなわなしました。この一回は唯一無二のもの、とどんなに気持ちを固めて劇場へ向かってもやはり回数を重ねすぎること…

花組ショーオルケスタ『Mr.Swing!』

あなたの瞬きに身体も揺れるMr.Swing!!!! らんじゅさんの発表について、昨日からもんもんと考えていたのが、オーシャンズで、ときいて、ああ、とすとんと落ちてきて、救われたような気持ちになってしまいました。ご本人がそういうふうにおっしゃる公演に間に…

7〜8月観劇その1

とてもいまさらながらに。 インプット>>>アウトプットになっております……。 あとでひっそりつけ足す予定 ○ベルサイユのばら フェルゼン編 7/9(火) ちがうよ!って教えてもらってたのにやっぱり池田先生画のフェルゼン肖像画がバーンと階段上に据えられ…

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』 9/7マチネ、9/21ソワレ

観てきました。 このブログを始めるきっかけになった作品です。 2011年のヴェローナの彼らが本当に大好きだったので、再演のキャストが発表になった際は、このひとたちがこの作品に!という驚きと楽しみと、ああ私がとても好きだったマーキューシオの彼の続…

花組『愛と革命の詩―アンドレア・シェニエ―』

8/16、17(11時、15時)、9/8(15時)、9 4月末から急速に宝塚に転げ落ち、この度花組大劇場公演のために初ムラ遠征に行ってきました。 電車から初めて見降ろしたムラってプチ・トリアノンみたい…と心ときめかせつつも、中に入ったら一大テーマパーク仕様な…

8/29『テン・ミリオン・マイルズ』

当機はまもなく世界の掃き溜めから離陸いたします! 下記記事では、モリーとデュエインにきつめなことを言っていたのですが、記事を書いてから観た4回目にして初めて、モリーの気持ちがすっと入ってきて、おのれの読解力のなさを思い知ることになりました。 …

8/24マチネ、27、28『テン・ミリオン・マイルズ』

テンミリオンマイルズ観劇期間です。岡田さんきっかけで劇場に足を運んでいるこの作品ですが、なんだかあまり遠い人たちの話に思えないせいか、観終わった後、いつも以上にじぶんの実生活を振り返って、色んな事を考えてしまっています。 盛り上がるところも…

8/1 ソワレ 星組『ロミオ&ジュリエット』Bパターン

あの通いに通い詰めた2011年10月ぶりに、『ロミオ&ジュリエット』の宝塚版を見てきました。 宝塚のRJは映像で星組初演、雪組と観てはいたので、死だけでなく愛という役どころが存在すること、ジュリエットと父親の血のつながりがない、という設定はないこと…

7/23、29 宝塚BOYS

「あなたの夢が、いつまでも消えませんように」 前回のDVDを東山さんファンの友人に借りて見たのをきっかけに、結局自分で購入して繰り返しリピートし、見るたびに、その時々の自分の心情、状況でいちばん好きな役が変わってくるほど、役者さん個人だけでな…

5〜6月観劇その2

インプットばかりでアウトプットが追いついていない! 絶賛宝塚BOYS期間ですが、その直後には花組大劇場、岡田さん主演舞台が控えています。 層が被っているようで被っていない演目だし、役者さんにしぼると更に、な気がします。 無事かけぬけたい夏休み。 …

5〜6月観劇その1

花組BASARA千穐楽おめでとうございました! 花組オーシャンズ11で力尽きたと思いきや、しっかり色々観ておりました。 6月後半怒涛の連日観劇を終えて、しばしの休息期間です。 ブッダ 5/8ソワレ あの分量の原作を2時間弱にまとめるのはやはりむずかしいのか…

花組『オーシャンズ11』

花組『オーシャンズ11』を観てきました。3回ゆきました。これからの観劇計画がしっちゃかめっちゃかになるくらい、宝塚におちました。最近周囲から噂を漏れ聞いているらんとむさんという方のだだもれる色気をあびてきたい、という不純な動機で手にしたたった…

2013年に入ってから観たもの 

ウィトくんのおかげかせいか、現在言葉にとどめておきたい週間です。 語り得ないものが語る、場合もあるので全部が全部言葉に押し込めるべきではないと思いつつ。 1/26(土)『組曲虐殺』 今年初の遠征はこれでした。昨年末に観た時とはまたいろいろ変わって…

4/9『おのれナポレオン』

「われわれにんげんは、夢と同じもので織り成されている。儚い一生の仕上げをするのは、眠りなのだ」 以前WOWOW生中継で『12人の優しい日本人』を観てから、いつかは三谷作品が生で観たいと思っていたので、念願かなって今回『おのれナポレオン』観劇できて…

Theatre des Annales vol.2『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“──およそ語り得 るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語 り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』

ウィトくんが久しぶりに食べた豆のスープの目がまわる程のおいしさや、疑い得ない愛を語り得ないように、明晰に語り得ないならば沈黙するべきなのかもしれないと思いつつも、見ていなければ語る機会を永遠に逸してしまう生のものをどうしてもすこしでもとど…

2013.3 ミュージカル『スリル・ミー』その2

観劇日: 3/22 14:00(良知小西楽)/3/23 15:30(柿澤松下楽) エリザ岡田フランツ楽直後のような気持ちに襲われていて、半年にいっぺんこんな気持ちになる舞台にこれからも出会えるならしあわせだしたいへんだろうなと思います。 いっときしか存在しないう…

2013.3 ミュージカル『スリル・ミー』

観劇日: 3/17 12:00/3/19 14:00、19:30/3/20 19:00 (すべて良知小西ペア。かきまつは楽日観劇予定) 何度目かのスリル・ミー強化週間です。 私は他の方がどういう感想を持っているのかすごく気になるタイプなので、随時検索してはふむふむとじっくり読ん…

ロックオペラ『モーツァルト』2/9 ソワレ、2/16 ソワレ

2月はモーツァルト2回(ミュージカル)、教授5回(ストプレ)、アトム1回(ミュージカル)と観ていたくせに感想を書けていませんでした。大分旬を過ぎてしまいましたがいまさらモーツァルトについて。 「ミュージカル」ではなく「ロックオペラ」というところ…

ゲキシネ『髑髏城の七人』(ワカドクロ)

一生関わり合いにならないひとの生き方について深く考えることは人生がただ一度であることの抗議。 髑髏城の七人(ワカドクロ)にはまっています。何度見ても同じ角度の映画をこんなにリピートする日が来ようとはと思いつつ、上映終了後からDVD発売日までの…

音のいない世界で 1/5ソワレ

観劇はじめはこちらの演目でした。 皆さまにとってもすてきな作品に出会える1年でありますよう。観たいなと思ったきっかけは2013年は新国立劇場の演目をもっと気にしたいと思っていたのと、ジェーン・エアで気になる方になった松たか子さん、バレエに造詣の…