TROIS

観劇後に気合があったときだけ書きます

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2013年に入ってから観たもの 

ウィトくんのおかげかせいか、現在言葉にとどめておきたい週間です。 語り得ないものが語る、場合もあるので全部が全部言葉に押し込めるべきではないと思いつつ。 1/26(土)『組曲虐殺』 今年初の遠征はこれでした。昨年末に観た時とはまたいろいろ変わって…

4/9『おのれナポレオン』

「われわれにんげんは、夢と同じもので織り成されている。儚い一生の仕上げをするのは、眠りなのだ」 以前WOWOW生中継で『12人の優しい日本人』を観てから、いつかは三谷作品が生で観たいと思っていたので、念願かなって今回『おのれナポレオン』観劇できて…

Theatre des Annales vol.2『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“──およそ語り得 るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語 り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』

ウィトくんが久しぶりに食べた豆のスープの目がまわる程のおいしさや、疑い得ない愛を語り得ないように、明晰に語り得ないならば沈黙するべきなのかもしれないと思いつつも、見ていなければ語る機会を永遠に逸してしまう生のものをどうしてもすこしでもとど…