TROIS

観劇後に気合があったときだけ書きます

2019-01-01から1年間の記事一覧

宝塚ロマン『はばたけ黄金の翼よ』

「面白い女だ」そう哄笑した男の謎を追って夜霧の十字路を抜けた我々がロドリーゴで目撃したのはーーーー「むかしむかし、乙女がおりました」(24年組) 宝塚って未見の時に思っていたほど白馬の王子さまっぽいキラキラしたヒーローは出てこない世界だ、と気…

宝塚雪組 『壬生義士伝』

壬生義士伝、ここが好きじゃなかった、という楽しくない話をします。 観劇後しばらく経つと、いやそんなに悪くないのでは…?と思い、再度観劇すると(そんなことはなかった…!)と新鮮におののく、というのを繰り返しているこの頃です。 メインテーマの美し…

『骨と十字架』

ほねじゅう観劇にっき 真理を追い求めるひとのひたむきな探究心、譲れないものを抱えた人間同士の感情のぶつかり合い(ときどき一方通行)に見果てぬ夢をみた作品でした。ロマンチックが螺旋を描いて激突の末、大爆発です(私の中で)。 彼らのような学問の…

宝塚雪組 ブロードウェイ・ミュージカル 『20世紀号に乗って』

20世紀号の好きなところを答え合わせする会場のうちのひとつはこちら! シャンパンが流れる小川よりもロールスロイスよりも豪華で、何もかも最高にグレイトなミュージカルが終わってしまいました。 なんて素敵でなんて素晴らしい瞬間に立ち会えているのかし…

星組『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~』

星組『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~』 芝居でもう精も根も尽き果てて、帰る!あたしもう帰ります!という気持ちをなだめてぐったり椅子に身を預けて観たショーもやっぱりすばらしく身にしみて、宝塚フォーエバーをBGMに…

ミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』

前情報から勝手にあれこれ想像して気後れして、あまりにも楽間際にチケットを取ったのをめちゃめちゃに後悔しています。その場に足を運んで自分の目で確かめないと、自分の心がどう動くかはわからないのが舞台! 舞台上にぼこぼこと空いた穴の中に埋まりこん…