TROIS

観劇後に気合があったときだけ書きます

2017-01-01から1年間の記事一覧

ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』の感想、あるいはジャーヴィーぼっちゃま観察記録

どこにいても持ち続けよう、ダディ・ロング・レッグズを心に。 初見は変更点にあれほどまでにぶつくさ言っていたくせに、観劇毎に心を傾けていって、結局「有罪!」と両手を挙げての降参です。 まずいうまでもなく物語が好きです。照明が舞台に落とす陰影の…

風姿花伝プロデュースVol.4「THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE」

母と娘の話と聞くと、怖いもの見たさでのこのこ足を運んでは大怪我を負って帰ってくることが多いです。ある意味肝試しで、でも出てくるおばけは見知った人や、自分の顔をしている。今回も例に漏れず、満身創痍で目白までとぼとぼ歩きました。胸に残ったのは…

宝塚雪組『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』(2018.1.12追記)

史実はともかくポスターを見て持ったイメージはリアルに胸板が厚そうな世界のスーパーダーリン。のぞみさんちょっと1/2くらいタオルじゃない大丈夫?!と肩を揺さぶっても一見、びくともしなさそうな包容力。そんな力強さから勝手に組織を能動的にぐいぐいと…

ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』

2014年の感想 http://d.hatena.ne.jp/trois_reve/touch/201403 2017年版を観て、現段階で感じたこと。ジルーシャの好きなところ。わからない、知りたいという好奇心、想像力を握りしめ、世の中に「?」をぶすぶすと突き刺し切り取るさま。日常の困難に立ち向…

宝塚雪組 ミュージカル・ロマン『琥珀色の雨にぬれて』

宝塚雪組 ミュージカルロマン『琥珀色の雨にぬれて』なにをおいても駆けつけなければならない望海さんと真彩ちゃんのお披露目公演! 千回おめでとうございますといっても足りないくらいよ@ジュリエット、という思いを胸に劇場に向かいました。柴田先生作の…

『星逢一夜』再演

劇場で一回、ライブビューイングで1回観劇。 宝塚作品に抱いていた認識を揺さぶられた初演も、登場人物らのやさしさが身にしみるからこそよけいに苦しい再演も、それぞれに心に残る作品。 宝塚で初演再演と観るのは初めて。しかもあの星逢一夜。同じ演目を同…

ミュージカル『ALTAR BOYZ』2017

ABZ

アルターボーイズという作品についてはもう、かなり言葉を出し尽くしているのだけど(過去記事参照)、書くことで記憶の活性化をはかって、それを反芻して刻みつけたい。感じたこと、個人の思い入れと、起こったこと描写の比率バランスの悪さがヤバイ。あるア…

陥没

同演出家作品を観劇するのはキネマと恋人に続き2作目。前回がとても幸せな観劇体験だったので、今回も、とわくわくしながら臨んだのですが、観劇後の感想としては今まで見た舞台作品内で堂々のワースト1ランクイン!でした。お芝居をおもしろく感じるポイン…