TROIS

観劇後に気合があったときだけ書きます

宝塚

7/17 18 宝塚『星逢一夜』2

○紀之介について みそっかすで育てられて、放り出されていたくせに兄がいなくなったとたんに代用品として都にのぼるよう命じられる。あなたの選択にお家の存続がかかっていることを忘れぬように、というきっぱりとした彼への母の言葉は、そうならない道をた…

7/17 18 宝塚『星逢一夜』(正しくは1点しんにょう)

初日、二日目と観劇してきました。 悲しいものだけではなく、美しいものを見ても人は涙がこぼれるんだなと、改めて思いました。美しいといっても遠くに置いて距離を保ったまま美しいと思うのじゃなく、掌に拾い上げてしげしげと眺めたくなる、いつか見た、あ…

宝塚雪組『アル・カポネ―スカーフェイスに秘められた真実―』について

ついて、ぐだぐだと。 見てろアメリカ!とメンチを切ったり、俺たちのアメリカンドリームが叶うんだ!と瞳を輝かせるアルが一番認めてほしかったのはアメリカという国で、一番恋してたのもアメリカなんじゃないの?とぼんやり考えて、アルカポネさまとんだひ…

5/26 宝塚雪組『アル・カポネ―スカーフェイスに秘められた真実―』

手にした葉巻をベンの顔に押し付けるのか、ぐらいの距離まで近づけてから、煙を吹きかけるだけにとどめるいじめや、壁に葉巻を押し付けて消すのも見たかったけど、「殺れ」とか「民法、刑法、刑事訴訟法」(空中を葉巻で指しながら)が見られたのでもうそれ…

DC 宝塚雪組『アル・カポネ―スカーフェイスに秘められた真実―』

演じる側の人はいつまでも役を引きずっていないで、目の前にある自分が今演じる役のことを一番に考えるのが正しいのだろうし、それでも過去の役をいつまでもひきずってしまうのがファン心理だよなあと思うのだけど、今やっている役のこの部分の表現は、感情…

5/9 11:00 宝塚雪組『アル・カポネ ―スカーフェイスに秘められた真実―』

エリオットとの愛憎劇を見るなら下手、メアリーとの恋愛模様を見るなら上手 「スカーフェイス」が封切られたのがアル・カポネが捕まった年、遡ればアル・カポネがマフィア現役時代に映画の製作は既に開始されていた、というところは、犯罪者本人が生きてるの…

5/8 宝塚雪組『アル・カポネ ―スカーフェイスに秘められた真実―』

自分のための備忘録なのに書き留めきれてないまま観続けてるんじゃ世話ねえぜ!と思いつつ、3、4月のあれこれをすっとばしてのアル・カポネです。 自分の好きな役者さんの真ん中の姿を見られる幸せ、また、お芝居がたっぷり見られる幸せを噛み締めています。…

1/4、5 宝塚雪組 ミュージカル『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』

雪組ルパン/FG見てきました。そのときどきの好きなものにかまけすぎて、宝塚はご無沙汰気味だったのですが、ひさびさの観劇が、ちょっとどうしようかなこれ、と天を仰ぎ見るくらい楽しくて、現在進行形でまいっています。お芝居については、もともと演劇・…

宝塚版『エリザベート』について

エリザベートって何なんだろ、と思いながらあてのない旅を続けている気持ちです。前回はフランツに心を寄せていたので、物語の枠の中でくるくると踊るひとたちの視点で話を理解していたつもりになっていたけれど、たぶんその見方だと劇中劇部分に重きを置き…

8/22、23 花組『エリザベート』

2012年に岡田さんのフランツという役と出会った特別な作品、エリザベートを今度は宝塚で、そして特にひいきとしている組で観ることになるとはまたなんというめぐりあわせだろう、と演目発表時に目を見開いた公演の初日、二日目と観てきました。 役者さん個々…

2013年の観劇記録

本年もよろしくお願いいたします。 三が日から昨年を振り返りつつ、まじめに付けたら思っていたより多くてひっそりと冷や汗をかいています。 観劇関連では宝塚と歌舞伎にお招きいただけて、新たな世界に出会いました。 観た舞台の題名書き出してゆくだけで劇…

花組バウ・ショーケース『New Wave!』2幕

<二幕>○フラワークロニクル パンフレットのお写真と同じ、黒シャツ白燕尾のメイン三人、脇をかためる下級生男役さんらの黒燕尾白シャツ、娘役さんらの黒ドレスずらりの図の壮観さ。 『愛におののく花』の基本右左に揺れる動作のみのなか、手持ちマイクでの…

花組バウ・ショーケース『New Wave!』1幕

「舞台の上に現れては、跡形もなく消え去っていったものたちのために」 花組ショーケース『New Wave!-花-』観てきました。夢のような10日間でした。1年前のヴィクトリアンジャズが6月にオンエアされ、なぜ!私はこれを生で見なかったのか!?と膝を抱えてい…

花組ショーオルケスタ『Mr.Swing!』

感想ふたたび 1週間に1度行ければと思っていた筈が、気がついたら観劇した日につける手帳の丸印が恐ろしい数になっていて、ペンを持つ手がわなわなしました。この一回は唯一無二のもの、とどんなに気持ちを固めて劇場へ向かってもやはり回数を重ねすぎること…

花組ショーオルケスタ『Mr.Swing!』

あなたの瞬きに身体も揺れるMr.Swing!!!! らんじゅさんの発表について、昨日からもんもんと考えていたのが、オーシャンズで、ときいて、ああ、とすとんと落ちてきて、救われたような気持ちになってしまいました。ご本人がそういうふうにおっしゃる公演に間に…

花組『愛と革命の詩―アンドレア・シェニエ―』

8/16、17(11時、15時)、9/8(15時)、9 4月末から急速に宝塚に転げ落ち、この度花組大劇場公演のために初ムラ遠征に行ってきました。 電車から初めて見降ろしたムラってプチ・トリアノンみたい…と心ときめかせつつも、中に入ったら一大テーマパーク仕様な…

8/1 ソワレ 星組『ロミオ&ジュリエット』Bパターン

あの通いに通い詰めた2011年10月ぶりに、『ロミオ&ジュリエット』の宝塚版を見てきました。 宝塚のRJは映像で星組初演、雪組と観てはいたので、死だけでなく愛という役どころが存在すること、ジュリエットと父親の血のつながりがない、という設定はないこと…

5〜6月観劇その2

インプットばかりでアウトプットが追いついていない! 絶賛宝塚BOYS期間ですが、その直後には花組大劇場、岡田さん主演舞台が控えています。 層が被っているようで被っていない演目だし、役者さんにしぼると更に、な気がします。 無事かけぬけたい夏休み。 …

花組『オーシャンズ11』

花組『オーシャンズ11』を観てきました。3回ゆきました。これからの観劇計画がしっちゃかめっちゃかになるくらい、宝塚におちました。最近周囲から噂を漏れ聞いているらんとむさんという方のだだもれる色気をあびてきたい、という不純な動機で手にしたたった…